街の水道屋さん

水漏れ修理からリフォーム工事まで

節水型便器の落とし穴

節水型の便器が普及してだいたい20年近くが経つと思われるのですが、最近では水量が4ℓ以下になっていてむかしの半分以下になっているんですねぇ💦

確かにトイレの使用回数と使用水量を考えるとトイレの節水は大事な部分かと思われるのですが、トイレのリフォームを考えられていて節水型のトイレを検討されていらっしゃる方は少しお待ちを✋

お家の敷地面積や築年数、間取り、配管経路によって汚物が流しきれなくて外部の配管が詰まって水道屋さんを呼ぶ事になる可能性もありますよ。

最近のお家の外部配管の排水枡は塩ビ製の小口径枡を使っていて段差もなく水や汚物の流れがスムーズになっていますが築年数の長いお家はまだコンクリート製の排水枡にインパート(水の通る溝)を切ってある排水枡を使われているところもあります。

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長年の経年劣化でコンクリートの表面が削れザラザラの状態になっていたり、管口と枡に隙間ができて汚物が引っかかったり、果ては木の根っこが侵入してきて流れを阻害する事が多いのです。

↓実際の木の根っこが入って詰まってる画像です。衝撃画像なので自己判断でお願いします笑

https://imgur.com/a/SfGo1HR

 

↓実際に私が節水型トイレの依頼を受けた後に何度も詰まったのでご対応したお家の排水枡です。

綺麗な物ではないので自己責任でお願いします。

https://imgur.com/a/1CQe0TX

 

原因はコンクリート製の枡、大きなお家で配管の距離が長く汚水と雑排水の合流枡までの距離もあり汚物が流しきれない水量だったりと複数の要因が重なった結果なのですが、トイレ側の水量設定を増やしてもダメで排水枡を交換したりと大掛かりな工事が必要になるケースもあります。

トイレリフォームは御自身の判断や家電量販店やホームセンターなどだけではなく、知識のある設備屋さん水道屋さんにちゃんと下調べをして頂いた上で適切な商品を選んでいただけると幸いです。

コンクリート製の排水枡のお家の方は適度に点検してお掃除される事をオススメします✨